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(内容紹介)
この本では、篆刻のテクニックを上達させるためのコツを50紹介しています。篆刻の歴史や印にまつわる基礎知識に始まり、必要な道具の紹介や印を刻る手順についてはもちろん、印の使い道や印の鑑賞の仕方などに至るまで、幅広く網羅しています。
コツは原則として2ページにひとつ紹介されています。各ページには、テクニックを習得するためのポイントとコツがあげられていますので理解を深めるための手助けにしてください。
道具と素材の選び方から、作品の仕上げまで、「方寸の世界」を写真と図解でわかりやすくご紹介します。
(著者略歴)
川内 伯豐(かわうちはくほう)
東京都出身。書道学博士(大東文化大学大学院)、教育学修士(東京学芸大学大学院)。大東文化大学人文科学研究所兼任研究員。菅原石廬、岡野楠亭に師事。中国政府奨学生として公費留学(浙江大学、’06‐07年)。書家・篆刻家として、公募展では専ら篆刻作品を発表する一方、有志のグループ展なども企画・開催し、甲骨文・金文などを題材とした書・篆刻作品を多く手がけている。
(著者のコメント)
道具と素材の選び方から、作品の仕上げまで、「方寸の世界」を写真と図解でわかりやすくご紹介します。篆刻とは、印を刻ることを指しますが、芋版や実用印などとは異なり、「文字表現」の場であり、崇高な美意識が働いています。この美意識とリンクする篆刻の楽しみは大きく分けて3つあると私は思います。
まず、文字を構成する楽しみです。文字を構成したら、次は印を刻る楽しみがあります。最後には、刻った印を押す楽しみが待っています。
本書は初めて篆刻をやる人が読んでも分かるように易しく解説しています。また、経験者でもあまり知られていないような細かい部分の解説も入れています。技法に関しては、これまでの書籍ではあまり触れられていない方法を一歩踏み込んで解説しました。
この本が初心者はもちろん、中級者の方々にとっても篆刻をより深める書になることを願います。
(書籍情報)
単行本: 128ページ
出版社: メイツ出版 (2015/6/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4780415853
ISBN-13: 978-4780415858
発行日: 2015/6/30(第一刷)2017/8/10(第二刷)
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